2009年7月6日。京都の織成館にボビンレース団体の各国の理事の方々が到着。
ここからの三日間はくみひも体験とてまり体験に分かれて過ごしていただくことに。
くみひも体験は総勢14名。これほどのみなさんを一度に、そして3日間も続けて
体験していただくことは無かったので、期待と不安の中でのスタートです。

1日目。

予定の時間が来ると、まってましたとすぐにみなさんスタートです。まずはくみひもの王道「四つ組」。 シンプルが故にごまかしが効かなく、綺麗に組み上げるのが難しい紐。しかし、予定よりみんな早いペースでどんどん組み上げられます。この様子だと準備している糸では3日間も持たなさそうです。。。
そして「四つ組 2」。こちらも同じ四つ組なのですが、組む時のポジションが異なります。しかし、これもまた皆さん作業が早い。。。
確かに動きとしてはシンプルなので、伝えられる言葉は少なくとも組む事はできます。 ただ「撚り」の加減であるとか、玉を離す際の動きで重さをかけて締める具合など細かいニュアンスは難しいようです。初日に組み上がった紐はみなさん腰に巻いたり 首から提げたりと、思い思いに楽しんでいただいている様子でした。

2日目。

先日のペースを見て、工場の方には予備の体験用の組み糸を準備してもらい、本日は「八つ組」からのスタートです。先日の「四つ組」からは玉数も倍になり少し作業にも時間がかかりそうです。
今回組み上げていただきました紐は、弊社での体験でお渡しさせていただくキーホルダーの形に仕上げてプレゼント。こちらもみなさん喜んでお持ちになりました。
作業も思ったよりみなさん早く、終わられた方から次の「小桜」という組み方へと移っていきます。

ここに来まして始めはスムーズだったみなさんも、少し疲れておられるようでペースがゆっくりに。。。
紐を組む動きというのは覚えてしまうと、基本的に同じ動きの繰り返しなので難しいことは無いように見えます。しかし、なぜか途中でわからなくなったりする瞬間があるのです。集中して同じ動きを続けることの大変さはいろいろな事に共通して言えることだと思います。
なんとか2日目も無事に終えることができました。あとは最終日です!

3日目。

最終日は先日の「小桜」の組み方をふまえて、花びらの模様が出るように配色した「はなみずき」です。
この紐は弊社の帯締めの中でも人気のある柄なのですが、みなさんの反応が気になるところでした。
組み始めると、綺麗に花の柄が出てくるので間違えないよう今まで以上に丁寧に組んでおられました。これまでに組み上がった紐を使って最後の時間で結びを講習。みなさんすぐに覚えられていろいろな形に挑戦。
3日目も最後の最後まで紐を楽しんでいただきながら終わることができました。

以上のような内容で今回のイベントは無事に終わり、長いようで短かった3日間でした。
さすがみなさんボビンレースのベテランの方達で、新しい手の動きなどを覚えられるのも、とても早かったです。私達も言葉が通じない不安もありましたが、通訳の方のご協力もあり、みなさんと一緒に紐を作ることができたことにとても感謝しております。
世界でも紐を組むということ自体は行われているようなので、日本のくみひも文化をもっともっと世界の人達に楽しんでいただけるようがんばりたいと思います。
来年の大会本番でも新しい出会いがあることを願って努力して参りますので、今後とも昇苑くみひもをよろしくお願いいたします。